何か新しいことを始めようとしている時には、夢と希望でわくわくする。
新しく会社に入って来る人も、その会社に夢と希望を抱いています。
「今は新入社員でも、この会社で頑張って経営者の一角にも入ってみたい」「多くの人に、認められる人間にもなりたい」と。
結婚をする人の場合にも、「絶対に幸せになる」と思って結婚をします。
はじめから不幸になろうと思って結婚をしたカップルは一組もないし、将来嫌いになろうと思って一緒になった男女も一組もないことと思います。

けれども、いつも順風満帆とは行かない。
いつの間にか別の会社のほうが良く見えたり、離ればなれになるカップルも現実には数多くあります。
そんな不幸な結末は期待をしてはいなかったはずなのに。
多くの場合、新入社員が持っている夢と希望を先輩たちが「我、関せず」と無視をしてしまう。
極端な場合には、それが何なのかを聞いてあげた人は一人も居ないことすらある。
しかし、新入社員は必ず夢を持っていると、まず信じて下さい。
貴方のその時がそうであったように。
後輩の希望の芽を摘むことは決して先輩方の自由ではないのです。
青年たちがもっているその夢と希望を打ち砕くのは、おおむね会社の先輩と名のつく人たちの夢と希望のない振る舞いなのです。

つまり初志を貫徹させるのに必要とされるのは、本人の努力はもちろんのこと回りの人々の配慮でもあるのです。

人材育成・自己成長