誰から見ても我がままで、多くの人が困っている人がいる時、そのような人が自分の関係者だったりすると、なかなか言いにくいし遠慮もしてしまう。
結局何の対処も解決もしない、できない場合が多いものです。

そして、「私がとやかく言っても無駄だ。あの人が自分で目覚めてくれるまで放って置くしかないな」と、口を閉ざしてしまう。
それは、相手に対しての無言の暴力にもなっているのです。
そして多くの場合は、気づかないうちに、あるいは様々な理由でそうして口を閉ざしてしまう。
それではその相手が一方的に変わらなければそのような状況は決して良くなるようなことはないでしょう。

このような場合、私たちは「あの人の振る舞いは鏡に映った私の姿だ」とも捉え、考えています。
自分の思いと振る舞いが変わるとするならば、周囲の環境も相手も変わるのだ。自分が本当に正しく・優しい行動をしていれば、全てが本来の姿に変わってくる。
それは、立場がどうであろうと、先輩でも後輩でも、相手が誰であっても、自分が変わって環境(その人)を変えていけるのだという考え方です。

そう考えると、先ず「あの人も確かに悪いけれども、私の対応も決して正しいと言い切れる対応・振る舞いではなかった。とすれば私自身、何をどうすべきなのか、それをよく考えなくては」と思い当たることでしょう。

気がついた人が先ず、自分の行いと対応を改める。
目覚めた人しか、目覚めてはいない人を目覚めさせられない。
ゆえに、相手との関係性上の善悪にかかわらず、常に、自分を人間としてより良く、より大きくするために、全ての課題に貴方が立ち向かうのです。
中傷をしてこじれさせるのではなく、大切なことは先ず自分(貴方)が変わることなのです。

人間関係・自己成長