男女雇用機会均等法などが施行されて、男女は平等であるといわれているけれど、本来的に持っている機能は基本的に違います。
もちろん平等の思想に反対するわけではありません。
それは例えていえば、男に子供が産めるのかというならば、それは無理なことということなのです。

会社の中でいうならば、社長も、アルバイトも、人としてはもちろん平等です。
ですが、実際の組織の中で見ると、各々が果すべき内容は当然違います。
社長には社長のやるべき仕事があるのです。
またアルバイトにはアルバイトのやるべき仕事があります。
各々の守備範囲が違い、役目が違うからこそ発揮すべき機能が違ってくるのです。

役目が変われば活動の中身も変わります。
杉の木はまっすぐに伸びるけれど横へは広がらない。
松の木は横に伸びやすく上には伸びにくい。
杉の木に、松のように広がれといってもそれは無理なこと。

それぞれがそれぞれらしく活き活きと機能を果たす時に、杉の木は立派な杉、松の木は立派な松の木になる。
我々人間も、また皆さん方の組織についてもそれは、全く同じこととなるのではないでしょうか。

人材育成