人間は、業務命令や給与で動くのではない。
人間は全部〝感動〟で動くのだ。
アンリミは、通常の企業体よりも〝感動〟の提供の絶対量が多いから、人が動きたくなるのだ。
しかし、人間の思いが分からなければ、感動を与えることはできない。相手が何を要望し、何をしてもらいたいと思っているのか。その思いを的確に捉え、すぐに対応する。相手が背中を掻いて欲しいと思っているのに、足の裏を、しかも泥靴の上から掻いても、こちらの手は汚れても相手の要求とはえらい的外れでしかない。
相手の要望に対応できていなければ、人間の心の憂いを除去することはできない。まして、結果の変革にも連動しない。相手の要望と全く違うところで、どんなに努力しても無意味。相手は決して直接言わないけれど、心の中では「馬鹿だな」と思っている。我々は一生懸命さと優しさを提供できる人間を目指している。それには、相手の要求を見抜く力を持たねばならない。「労少なく、果多し」で行くのだ。
いずれにせよ、「周囲の方々に伝わるのは、我々の思いのエネルギーなのだ」とするならば、どういう思いのエネルギーが我々にあるのかが問われる。根底のベースに何があるのか。多くの方々には哲学がないので、根底のベースに〝エゴ〟がある。「自分だけ良くなりたい」とほとんどの場合そうなっている。そういう人間の構造を知った上で、訓練によって多少なりとも〝エゴ〟を減らし、〝利他〟を増やしていくことができるようになるのだ。それは、修行と訓練と研鑽によってできるのだ。
ただし、理論がいくら正しくとも、使わなければ宝の持ち腐れとなってしまう。まして使えなければ意味がない。あらためて言えば、私の思いのベースに、「この哲学の偉大さだけは、何としても伝えずにはおかない」との一念がある。私のこの決定した一念からいえば、人生を生きていく上で、使えない哲学は哲学ではないのだ。故に、どんどん使って、どんどん幸せになって、どんどん拡大していく。その為に(アンリミ)哲学は存在しているのだから。決して目的を誤ることなく使うのだ。
(書籍・創立者鈴木昭二 より)
スタッフがなかなか動いてくれない…と思い悩むリーダーは意外に多いと感じます。
エンゲージメント(信頼関係)の構築が求められるわけですが、
さらに飛躍して〝絆〟にまで高まった関係性は簡単には崩れません。
「能動的組織」「自律・自導の人材」を創る実践的ポイントはそこに有ります。
人間は〝感情〟で動くという方は沢山います。購買行動などもそうですが、
組織論においては、感情で動いた場合、マイナスの結果につながることが多い。
アンリミでは、感情ではなく『感動』で動くとお伝えしています。
そのためには、実際に感動の提供の有無は勿論、質的、量的に具変化できちるかが問われます。
ちなみに・・・あなたが、最近感動したことはどんなことですか?
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