べき論というのは、〝~すべきだ、~はこうあるべきだ〟というだけの理論のことです。
つまり、行動の実践をしてはいないのです。

「一生懸命にやっているつもりだ。でも何となく…」という多くの場合には、自分が自分に納得をしきれていないことが多いのです。
心から納得をしているならば、「やっているつもり」ということはないのです。

「私としても正しい考え方だとわかってはいるのですが、他のやり方をしても大丈夫だとも思う」そんな思いが貴方の中にあるのではないでしょうか。
あたかも心の底にもう一人の納得をしていない自分がいるかのように。

自分が自分に対して納得をしていないから、自分の行動が中途半端でも、もう一人の自分が納得をしてしまう。
決めたことをきちんとやりましたかと聞かれると、つい言葉を濁してしまう。
それは〝~すべきだとは思うけれど〟という自分が貴方の中にいるから。

人材育成・自己成長