ヘレン・ケラーは三重苦のハンディを背負いながらも、大学を卒業し、福祉活動を健常者よりも立派にやり遂げた。
もし彼女がその時に、自分にないものばかりを考える癖を持っていたとしたならば、自分のその時の状況を感謝できなかったとしたならば、あのような成功と幸福は実現できなかったことでしょう。
長嶋が最初に三振に切って取られたことばかりにとらわれていたならば、その時点で彼の可能性は彼の中に閉じ込められていたのではないでしょうか。
私たちは、様々な課題を反省すべきだし、悔しいことだと体感をするべきですが、さらに大切なことはそれをバネにすること。
打ちひしがれそうになった時には、あれがない、これがないと嘆くよりも、自分が持っているであろう様々に可能性を見つめて、外部にその原因を求めずに、自分に打ち勝つことのできる自分の可能性に感謝をする。
そのようにして共々に上を見る訓練を積み重ねていきたいものです。