人間というものは、誰でも自分中心にできているのです。

自分に対しては強烈な関心を持ち、他人に対しては驚くほどの無関心。
世界のどこかで大事件、民族紛争、その他の大きな問題が起き、今しも人が大量に死のうと苦しんでいても、自分にとっては自分の虫歯が痛いことの方が大事なのです。

また、話についても言えば、人の話ばかりを長くは聞きたくはないし、自分のことはできるだけ話していたい。
相手のことに興味はなくても、自分のことには興味を持っている。

そのような人間の構造を知った上で、人と話をする時には先ず認めてあげて、自分はその聞き手に回ることが、相手中心の考え方の第一歩でもあるのです。

利他スピリッツ・人材育成