(こちらでは、2024年1月23日に開催した「新発式2024」にて行いました弊社社長米原のスピーチをお伝えさせていただきます。)

 

あらためまして、皆さま新年明けましておめでとうございます!

はじめに・・この度の能登半島地震により、被災にあわれた多くの皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

本日は全国より、何かとお忙しい1月に、こうしてお集まり頂きまして、誠にありがとうございます!

 

冒頭のオープニングムービーに、「継承とイノベーション・変革」とありました。また、「変えなくてはいけないものとは?」「「変えてはいけないものとは?」とも。

継承・・大変難しいテーマです。 いったい何を継承するのでしょうか?

事業そのものでしょうか? 社名ですか? 地位や財産、権利でしょうか。技術や商品なのでしょうか・・?  皆さんも感じているごとく、それもあるが、決してそれだけではない!と。

むしろ、むしろ目には見えない、無形の創立者の想いや、人生観、考え方、理想や夢などではないか・・と。

そうです。変えてはいけないもの・・それこそが創立者の想いであり、「何のために経営をするのか」との、経営の目的ではないでしょうか。その変えてはいけない、創立者の想いを継承していくが故に、変えなくてはいけないことが、たくさん出てくるのではないでしょうか。 なぜなら、継承していくリーダー・人間が変わりますし、時代も変化していくからです。時代が変われば、価値が変わり、環境もどんどん変化をします。 数年前まで価値のあったものが、今では価値を生まなかったり、以前では問題にならなかったことが、今では大問題になったりもします。

私たちを取り巻く環境も、刻々と変化をしていきます。想定できないような地震・災害、地球温暖化ならぬ地球沸騰化、未知のウイルスによるパンデミック。

更には、人間が引き起こす戦争により、命を脅かす環境の変化・・。

・・少々、話が飛躍してしまいましたが、そんな変化・変化の連続の中に、我々は生きているのであり、経営を推進しているのです。で、あるならば、もっと積極的に、もっと主体的に、「変えなくてはいけない」・・ではなくて、「変え続けるべきだ!」となるのではないでしょうか。「なぜこうしているのだろうか?」「なぜこれなのか?」「本当にこれでよいのだろうか?」・・と、今までの当たり前や常識・普通を積極的に疑う! そして「これからはこうしよう、ああしよう」と話し合い、出来るところから実践をしていく。

今期のアンリミテッドクリエーション年間テーマも「イノベーション・革新と工夫」と、決めました。

アンリミテッド創立者が言っております・・『私が述べていることは、イノベーションの哲学なのです。世の中の全ては常に変化をしています。全ての生命体、全ての産業が変化をして、新陳代謝の連続とも呼ばれる変化の中で、生命体系の維持と発展をしてきたのです。 イノベーションの連続がないと、今というこの時を未来につなぐことはできません。そして常に正しいものを求めて変革を続けていること、それ自体がすでに正しさの証ともなるのです。』と。

 

ここでおっしゃっている「常に正しいものを求めて、変革を続けていること」・・とあります。

この「常に正しいもの」・・というのが、変えてはいけない哲学であります。 アンリミがメッセージしている哲学・・それは、凝縮をしますと《人間尊重》であります! 《人間尊重》を根本に、因我にあり・利他スピリッツとの2本柱を中心としています。この哲学を変えてはいけないのです!

自分だけの幸福ではなく、自分も相手も、自他共々の幸福です。利他スピリッツです。 自社だけの発展ではなく、自国だけの発展でもありません。自他共々です。 《人間尊重》・・この哲学には、老いも若きも、女性も男性も、日本人も外国人も、差別や隔たりはありません。そして、一人ひとり、人間は違います。長所も短所もあります。

《人間尊重》・・その一人ひとりを どう活躍させてあげられるか? どう輝かせてあげられるか?

変えてはいけないこの哲学を継承していくが故に、現実において、変革を続けていく!  その為の研鑽であり、追求であり、イノベーションの連続が、組織のリーダーに問われている課題なのかもしれません。

 

どの会社にも、今では経営理念がしっかりとあります。会社を運営していく上でのリーダーの想いを言葉に表したものが経営理念。それを分かってもいます。ですが、問題はときに生じます。

昨今の例でいえば・・大手自動車メーカーでさえ、最前線の不正に気付かず、大きな問題になりました。また、大手石油会社のリーダーが、立て続けにセクハラ問題にて辞任。更には、行政のリーダーである市長が、パワハラ・セクハラにて市の職員より訴えられるなど。

経営理念に誤りはありません。ではどこに誤りがあるのでしょうか。

それは、リーダーという名の人間の、哲学のズレであり、内面のズレから起こるのではないでしょうか。 まさに因我にありです。

なかなか見えないのは、自分です。自分自身です。ズレている自分や、感情のままの自分、環境に振り回されている自分など・・決して自分を正しくは見れないのです。 変え続けるべきは先ず、自分自身なのです!

私も同じです。全く同じです。

だからこそ、正しい哲学を積極的に学び、研鑽し、自分自身の訓練をしていく。更には、正しい哲学を共有し、自分を理解してくれる信頼ある人に、積極的に聞き、確認をするのです! そして、その継続の中に、会社の安定と発展、成長が結果として、現れるのではないでしょうか。

因我にあり・・とは、どこまでも自分自身の育成であり、変革であり、自分自身のアップデートであり、新しい自分づくりです。

そうは言っても、リーダーとはいえ、生身の人間です。時代や環境の変化に、迷ったり、苦しんだり、悩む時も多々あります。また、好転の変化に欲を出したり、無理をしたり、慌てたりもします。 ときには、羽目をはずしたくなる時も、愚痴の一つも言いたくなる時も、泣きたくなることだってあります。だからこそ、アンリミのカウンセラーがいるのです。我々は、どこまでも、リーダーという名の人間に寄り添い、向き合い、知ろうと努力し、共に幸福を目指し、進んでまいります!

 

また、同じ哲学を学び、実践し続けている、ここに集った仲間もいます。積極的に関わり合い、共々の成長を目指したいと思います。

最後になりますが・・柔軟に、しなやかに、スピードと勢いをもって、そして何より、楽しく、悦びをもって、イノベーションの連続に挑戦し続けていきたいと思います。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。

 

(株)アンリミテッドクリエーション 代表取締役 米原俊和

■全文ダウンロードはこちら■

2024年新発式あいさつ