発展しつづける企業では、社内で目的が共有されている
目的を共有する会社組織をつくる
「企業は人なり」という言葉がありますが、企業にとってどのような人が望まれるのでしょうか。
それは、企業の目的と本質を正しく理解し、納得し、自覚している人です。
そして、その目的を行動に移し、望ましい成果を出す人です。
以上のような人材は、
・言われなくとも行動します。
しかも、
・喜び、やりがいを感じながら行動します。
故に、正しい企業の目的(経営理念)が明確に存在しない企業には、真の人材は生まれません。
まして、
社員を利益獲得の道具として捉え、業績がよくならない原因を社員や外部環境のせいにしていたのでは、企業は発展しません。
目的を共有するには?
トップリーダー自らが、正しい目的と正しい経営理念に基づき、
社員から信頼される人格を確立することが最短コースです。
信頼される度合いは、
1)自分が自分を正しく見えるようになってくる絶対量と比例しています。
2)相手のなかにある喜びに比例しています。
1)自分が自分を正しく見える絶対量と比例しています。
自分のことが最も正しく見えていない部分は、相手から見た自分の姿です。
たとえば、
自分としては「社員の生活を守るためにやっている」けれども、
社員から見れば
「社長は好き勝手やっている」「指示だけだして外で遊んでいる」と、
映っていることは少なくありません。
社員に不満を感じる時には、
社員がなぜ、そういう言動、振る舞いをするのか、
その背景を知ることが相手を知り、自分を知る糸口となります。
2)相手のなかにある喜びに比例しています。
相手を喜ばせるには相手のことが見えていないとできません。
激励、褒める、認める、叱る、指導する、様々な対応があるなかで、
どれか一つの方法がよいということではありません。
時と場合と人によって適切な対応は違います。
結果的に、相手のなかに喜びが根底に残っていることがすべてのポイントです。
まとめ
発展しつづける企業のトップリーダーは、
常に、自分を知ることと相手を喜ばせることの訓練をしつづけているのです。