ブログ・百鍛千錬

ホーム/ブログ・百鍛千錬/

苦手な人との人間関係はどうすればいいのか?ー職場の人間関係を築くための基本的考え方と心構え


気楽に話し合える人がいる一方で、どうにも「苦手な人」っていませんか? 円滑な人間関係を築くことが得意な人でも、相性が合わない相手はかならずいます。上司や同僚だけでなく、困ったことに、自分の担当のお客様の場合もあります。そんな時、あなたはどうしていますか?

「イヤだなぁ」と思っているだけではいけません。でも、どうすればいいんだ? という現場の悩みに答えます。どんなに苦手な相手でも、よりよい人間関係を築く秘訣をお届けしましょう。

〔1〕人間関係を築く三つの基本

人間関係の悩みをいろいろと聞いてみるとある特徴が浮かび上がります。それは「相手」という共通するキーワードがあるのです。自分の意見や主張ではなく、相手の立場になり、「相手中心」の考え方と心構えを持つことが、人間関係を築く上で重要なのです。例えば、「相手を思う気持ちをなくさない」「相手を元気にする」「相手から嫌われない自分になる」「相手が興味を持っていることに関心を示す」「相手の価値観を大切にする」というように常に「相手中心」の視点が必要です。ここでいう「相手」とは、「苦手な相手」や「嫌いな相手」も含んでいます。「たとえ嫌い」でも、相手から嫌われない自分を目指してほしい」のです。どんな相手に対しても、よりよい人間関係を築くには、次の三つの基本を実践してください。

①相手を尊敬する

相手の言動や長所を尊重し、一人の人間として尊敬するように心がけましょう。

②相手を励ます

相手の立場を理解し、マイナス志向や弱気になっていたら励まします。落ち込んでいない場合でも、激励する気持ちを持つことが大切です。

③相手と歓び合う

お互いに嬉しいこと、楽しいこと、一緒に歓び合う機会を持ってください。同じ気持ちを体験すれば、一体感が生まれるはずです。

〔2〕ものごとの捉え方を変えてみよう

アメリカの有名な作家エレナ・ホグマン・ポーターの『少女パレアナ』をご存知です? 日本でもTVアニメ『愛少女ポリアンナ物語』として放送されたので、ご覧になった人も多いでしょう。

例えば、パレアナはものごとを次のように捉えました。孤児になった彼女が、叔母の家で与えられた部屋は、家具も何もない屋根裏部屋でした。一度はガッカリしたパレアナですが、すぐに「何もなければ片付けが早く済む」とものごとを前向きに捉えます。鏡がなくても「自分のソバカスが見えないから嬉しい」と思い直し、そこに喜びを見出すのです。ものごとをパレアナのように捉えると、いままでの私たちの捉え方も変わるはずです。捉え方を変えれば、苦手な人との人間関係も築くことができるのではないでしょうか。

次のような点についても、ものごとの捉え方を変えてみると、いままでとは違う自分を発見できると思います。

①人間の長所・短所

誰にでも長所・短所はあります。短所だけに注目するのではなく、長所を誉めるところから、苦手な人との人間関係が築かれていくはずです。

②部下への対応

仕事で失敗した部下に対し、「なぜ、できないんだ!」と叱責してはいけません。「どうしたら、できるようになるかな?」と相談するところから、部下との人間関係が築かれていきます。

③左右される感情

「なぜ相手は自分を認めてくれないのか」と怒るのではなく、「自分のほうから相手を認める」言動があれば、苦手な人との人間関係を築くことができるはずです。

④相手と自分

相手からどのように見られているかを気にするのではなく、自分の内面を見つめることで、自分の考え方、捉え方を客観的にチェックしてみましょう。

〔3〕誰もができる行動

「相手中心」の考え方を徹底し、ものごとの捉え方を変えられる人とは、どんな人でしょう? その簡単な具体例を紹介してみます。

  1. 利他的な行動で「相手に接する」
  2. 思いやりの心で「相手に接する」
  3. 慈しみの眼で「相手に接する」
  4. 笑顔で「相手に接する」
  5. 誠意のある言葉で「相手に接する」

このように、どんな相手に対しても「歓びを持ってほしい」という無心の気持ち、つまり見返りを求めない純粋な心が「相手中心」の人であり、部下とも人間関係を築くことができるのです。そのような人には、相手を思いやり、和ませる「癒しのパワー」が生まれています。これはお金をかけずに誰もができる行動なのです。

喜び(満足)を感じ元気に応対しよう

先ほどは苦手な相手との関係について解説いたしました。ここからは、自分の感情をいかにコントロールし、誰に会うときにも喜び(満足)を感じ、元気に応対することの大切さを述べたいと思います。

〔1〕笑うと若く、怒ると老いる

私たち人間は感情の動物です。出会う相手に対して感情が湧き起こり、その感情に左右されがちです。さまざまな状況のなかで「喜・怒・哀・楽」だけでなく、いろいろな感情が噴出し、ときには自分でも困ってしまう場合があります。

「喜・楽」の感情ならばいいのですが、「怒・哀」の感情が続くと、疲れてしまいますし、パフォーマンスも上がりません。そして、「喜び・楽しい」状態を保ち、笑顔でいれば気分や表情が若やぐのに対し、「怒り・哀しい」感情にとらわれていると、精神的にも肉体的にも老いてしまう。さらに、「喜び・楽しい」感情には、次のようなプラス効果があるのです。

?ここでは「喜び」や「満足」した気分による効果を列記してみましょう。

「喜び」「満足」によるプラス

*「希望」を得られる

*「自信」が持てる

*人生を信じ、生き抜く「勇気」が湧いてくる

*愛情を感じ、相手を「激励」できる

逆に「怒り・哀しい」感情には、次のようなマイナス要素があります。ここでは「怒り」や「不平不満」の要素を列記してみましょう。

「怒り」「不平不満」によるマイナス

*「失礼」な態度

*「悲嘆」に暮れた気分

*最悪の場合は「自殺願望」

*相手に対する「憎悪」

このように考えてみると、一目瞭然ですね。どんな人に会うときも「喜び」(満足)を感じて応対できれば、そこから波及するプラス効果は大きいのです。それに「笑うと若く、怒ると老いる」そうです、美容のためにも「喜び」(満足)の気持ちは効果があります。

しかし「嫌だなぁ~」と感じ苦手な相手に、とてもそんな気分になれない?という人も多いはずです。そんな人には「初めは演技でも構わないから、喜び(満足)の気持ちで会い、話してみよう」と呼びかけています。いつも「喜び」(満足)の気持ちを心がけていれば、それが苦手な人と応対するときの基本姿勢になっていくはずです。

〔2〕「元気」な自分になろう

誰にでも備わった性格やキャラクターがあり、それが個性を生み出しています。根っから明るく積極的な人もいれば、冷静で落ち着いた人もいるでしょう。どんな性格でも構いませんが、苦手な人と会うときは、自分のなかにある「元気」を大胆に表現してください。ちょっと努力し、いつもより「元気」な自分になってほしいのです。そこで「元気」な自分になるコツを紹介します。

①「元気」な人と会おう

私たちは環境によって変化し、人と人とは影響し合います。「元気」な人と縁を結び、よく会うようにすると、その人から「元気」をもらうことができます。

②周囲を「励ます」努力を

同僚でも先輩でも、周囲にいる人たちを励ましてみましょう。励ますには、相手が置かれている状況を知り、気遣う想いが必要です。そんな気遣いのパワーが、苦手な人に出会ったときにも「元気」を与えてくれるのです。

③素早い行動を

俊敏に行動すれば、気分も爽快になるはずです。スピーディーな行動にこそ、「元気」は宿ります。

④「上を向いて」歩こう

鏡の前に立ち、あなたの日常の姿勢をチェックしてください。うつむいていませんか? 背筋を伸ばして胸を張り、「上を向いて」歩こう。すると、身体から「元気」が湧いてきます。

〔3〕愚痴ではなく、感謝の気持ちを

それでは、苦手な人に対しても、喜び(満足)を感じて元気に応対してみましょう。単に想いを巡らすだけでなく、実行に移さなければいけません。ここで注意してほしいのは、次のポイントです。

①他人と比較しない

同じように目的を持っていても、その歩みには違いがあります。比較しないで、自分のペースで歩みましょう。

②いつもユーモアの精神で

話し合うときでも、ユーモアの精神を忘れないように心がけましょう。

③話し合える友の存在

努力を繰り返しても、苦手な人とすぐに会話が弾むわけではありません。いつでも相談できる友人の存在が大切です。

④希望を抱く

どんなにつらいことがあっても、希望を抱いていれば乗り越えられます。苦手な人とも、より良い人間関係を築けるという希望を失ってはいけません。

⑤前向きな気持ち

病に倒れると不安になり、目の前が真っ暗になるものです。そんな状況になっても、「必ず治る」という前向きな気持ちを持ち、どんな人とも良好な人間関係を築いてください。同じ問題に直面しているAさんとBさんがいるとき、Aさんは愚痴や不満で暗い気分になっていました。ところが、Bさんは歓喜と感謝の気持ちで問題に取り組んだのです。「何でそんなに・・・・・・」といわれるほど明るく、「楽観的すぎる」と批判されても、Bさんは愚痴をこぼさず、歓喜と感謝の気持ちに溢れています。あなたはAさんとBさんのどちらですか? 苦手な人にも喜びを持って元気に応対するには、歓喜と感謝の気持ちを持ち続けてほしいのです。

よりよい人間関係を築く基本は、相手を尊敬し、励まし、歓び合うことです。そこから湧きあがる「希望」「自信」「勇気」「激励」が苦手な人への基本姿勢ともなります。

あなたもきっと苦手な人との関係性の改善が出来るはずです。

苦手な人に親近感を持つにはー苦手イメージを変えるコツ

いろいろな物事に対して、私たちには「好き嫌い」という感情が起こります。食べ物でも人に対しても「好き・嫌い」の気持ちは生まれます。性格的に「合わない」相手に対して、あなたはどのように対処していますか?プライベートな人間関係ならば「嫌い・合わない人」を敬遠すればいいのですが、仕事の現場ではそうはいきません。

こうした苦手な人と、どのようにチームワークを生み出し、仕事をすればいいのか、その点について考えてみましょう。

〔1〕苦手な人と仲良くなる方法

一般的には苦手な人と仲良くなるわけがない、と思いがちです。仲の良いフリはできても、心からの親近感は持てない、と考えるのが普通です。そこで紹介したいのは次の四つの提案です。苦手な人にかぎらず、仲良くなりたい相手にも実践してみましょう。

①相手のことをまずよく知る

相手の趣味、好きなものを聞き、関係する情報などを提供してみます。さらには相手の仕事ぶりを見て、自分の考え方をやんわりと伝えてください。

②気に掛ける、声を掛ける、話し合う、心配する

相手に関心を持ち、挨拶し、お(しゃべ)り(雑談)をする。物腰の柔らかい言葉を掛け、「親しくなりたいオーラ」を出してください。距離感が縮まると同時に、相手の行動などが気になる気持ちが起こるはずです。

③相手の喜ぶことをする

話し合うなかで、どんなことすると相手は喜んでくれるのか、それが分かってきましたか?相手が本心から喜ぶことをしてあげれば、あなたとの人間関係は急接近します。

④一緒に行動する

問題がなければ、仕事先にも積極的に同行する、或いは相手の抱えている仕事を助けるなどして、共通の体験を増やしていきましょう。

「教えてください」という謙虚な気持ちで接すれば、嫌がる人は少ないはずです。これを繰り返せば、苦手な人に自分との共通点を発見し、意外な親近感が湧きます。そうなればもう仲良くなる一歩手前です。

次に、〔2〕の「親近感がわくコツ」を読み、イメージトレーニングしてみてください。ここでは若い人向けにお話ししていますが、もちろん中高年の方もぜひ応用してみましょう。

〔2〕若い人への提案「親近感が湧くコツ」

ここでは、Z世代やゆとり世代にあたる二十歳代や三十歳代の若い人たちが、苦手な上司や先輩に対し「親近感」をどうしたら持つことが出来るのか、そのコツをお伝えします。ちょっと大変ですが、次のことを自分に課してみてください。苦手な上司や先輩が輝いて見えてくるかもしれません。個人差があるので、誰にでも有効な方法というわけではありませんが、試してみてほしいと思います。ちょっと考え方を変えるだけで、苦手な相手のイメージが変貌すると思うのです。

①頑張ったとき、評価・共感してくれる存在(母親のイメージ)

一つの仕事を無事に終え、?自分でも頑張ったと思ったとき、相手が誰であろうと、誉めてくれたら嬉しいものです。「よくやったね、ごくろうさん」と声を掛けられたら、ホッとするのは当然です。苦手な上司や先輩が自分に声を掛けてくれたと、勝手に想定してみましょう。頑張ったとき、評価・共感してくれる存在、温かく見守ってくれる母親のようなイメージを抱いてください。すると、どんなに嫌な上司や先輩でも、穏やかで優しい感じがしてきませんか?

すぐには無理でも、何度かチャレンジしてみましょう。

②自分の手本となる存在(父親のイメージ)

あなたの周囲には尊敬できるけど、厳しくて苦手な上司や先輩はいませんか?そんな相手に接近するには、自分の手本となる存在・・・父親のイメージで眺めてみましょう。実際の父親のイメージを思い浮かべると、ガッカリする人が多い・・・と思うので、いわゆるカッコいい父親像をイメージしてください。苦手な上司や先輩に対して尊敬できる父親のイメージを持てれば、高い壁でも超えられるのではないでしょうか。

③似たような悩みを持つ存在(仲間・友人のイメージ)

人生の先輩たちは経験豊富で、何事もわきまえているように見えます。しかし、自分と年齢は離れていても、やはり迷い悩む存在なのです。そう思って、自分と似た悩みを持つ仲間や友人のように捉えれば、一気に親近感が湧いてくるはずです。「あの方(先輩・上司)だって十年、二十年前は自分と同じだったはず」と考えれば、かなり気楽に付き合うことができます。

厳しく頑固な上司や先輩が多くても、若い人が気分を変え、「苦手」というイメージを変えれば、世代間ギャップの半分以上はなくなるはずです。高く厚い壁のように感じるかもしれませんが、角度を少し変えると意外と乗り越えやすかったりもします。お互いに親近感が生まれ、それを広げれば、チームワークが生まれるに違いありません。

〔3〕その道のプロ・良き指導者を持とう

ここで述べてきた方法やコツを、ぜひ皆さんの職場で活用してください。しかし「実行したけれど、なかなか難しい」と思う方はたくさんいると思います。その理由を最後に述べておきます。

①自分を変えることは難しい

頭では理解しても実行するのは難しいし、特に自分を変なんえることは至難の業なのです。

②現実は、その道のプロに教わる以外にない

社内により良い人間関係や、素晴らしいチームワークを築きたいのなら、その道のプロに教わることが最善の方法です。

③良き指導者・アドバイザーを持とう

いろいろな企業を知っている指導者に相談できれば、それに越したことはありません。良き指導者・アドバイザーは企業にとって大きなプラスとなるのです。

当社では、対話を通じて経営者様の悩みを解決へと導く経営カウンセリングサービスを提供しています。主観では見極めにくい「根本的な」経営課題を探しだし、本質的なアプローチで解決に向けて伴走します。時代に適応しながら企業を永続的のある成長へとつなげるため、アドバイスをさせていただきます。「離職が止まらない」「迅速に経営課題に手を打ちたい」とお考えの際には、ぜひ当社までご相談いただければ幸いです。

2024-05-01T13:30:02+09:002024-05-01|

売上が上がらない・数字が上がらないのは何故なのか?―現場の悩みに答えるヒント

売上が伸びる・伸びない理由はどこに有るのでしょうか?商品力?人材力?ブランド力・・・?

結論から言えば、あなた(の会社、お店、自分自身)が相手・お客様を思う気持ち、それがお客様やあなたの喜び(感動)となり、数字(業績)は伸びていく?これが本質だと思います。この章では、数字が伸びる・伸びない理由について考えてみたいと思います。

 

売上の違いはなぜうまれるのか?

ある経営者は、こんなことをつぶやきました。「景気や世の中のせいにはしたくないけど、何だかんだいっても、数字が伸びないと暗い気持ちになってしまう。それに、うちの営業マンが弱いので・・・・・・」

さらに続けて「いろいろ努力し、対策をしているのに、売上が上がらない」というのです。本当に、そうなのでしょうか?

そんな企業には、こんなことをいう営業マンがいるものです。

「うちの会社のやり方では、売上は上がりませんよ。商品も良くないし・・・」とはいうものの、こちらをご覧いただいている方のなかには「そうだよなぁ~」と同感する人もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、ほとんどの会社はそれなりの問題をかかえていますし、簡単に売れる商品なんてありません。

店舗経営(ここでは例として宿泊業)をされている会社様で、つぎのような事例に出会うことがあります。

*A旅館は、豪華なロビーや客室、バンケット会場も補助金等を利用し改装・新設し、ネット広告も増やしている。しかし思ったほど売上が伸びない・・・。

*Bホテルは、古いタイプの施設しかないが、今期は前年比(コロナ前対比の)120%以上の集客を獲得した。なぜ、違いがうまれるのでしょう?

もちろん、人手不足だけのせいではないようです。

 

お客様は本当に満足しているのか?

「毎月の売上や利益といった数字(業績)が、前年度と比べて低迷している」と多くの企業が苦しんでいる問題があります。経営者はもちろん、リーダーから新人社員まで、最も大きな関心事かもしれません。この問題だけが関心事になっては困りますが、数字を伸ばすことは、いつの時代も大切なキーワードです。この問題を考える前に「数字(業績)とは何か?」という前提をしっかり確認しておきましょう。

そこで、つぎの公式を見てください。

数字(業績)=お客様の満足×社員の歓喜=喜びの絶対量(感動)

こういう公式の方が、分かりやすいかと思います。数字(業績)を伸ばすには、「お客様の満足」と「社員の歓喜」を増やし、掛け合わせる(相乗効果を上げる)ことが大切です。つまり、喜びの絶対量(感動)を大きくすること、それが数字(業績)を伸ばす要因になるのです。逆にいうと、数字が伸びない会社の原因を結論的に一言でいうとそれは「お客様に喜ばれていない」という事実なのです。こんなことをいうと、経営者も社員も誰でも「そんなことはない!」と認めたがらないのが普通です。しかし、事実、お客様や社員の喜び(感動)が不足しているから数字が伸びないのが事の本質です。

喜び(感動)が、数字(業績)の背景にある

お客様が本当に喜んでいるのか?社員が本当に喜んでサービス提供しているか?これをチェックしてみてください。業績が思わしくないようであれば、いま行っているお客様へのサービスを、改めて見つめ直す必要があります。お客様が本当に喜ぶサービスは何か?お客様に喜ばれていないサービスは?について、その理由も調べてみましょう。

現場での問題点を見直し、アンケート調査をしたり、アフターフォローを強化する手もあります。商品やサービスを受け取るお客様、商品やサービスを提供す社員、どちらも人間です。だから、喜び(感動)という人間の感情(気持ち)が、数字(業績)の背景には必ずあると思ってください。

そして、お客様の喜びが増えれば増えるほど、それは社員の喜びにつながります。社員の喜びが増えれば増えるほど、自信や希望を持つことができ、励ましや信頼を得ることができるのです。

あなたの内面に、お客様を思う気持ちが強くあるか?

数字(業績)の動きは、お客様や社員の喜びの絶対量(感動)と連動しており、喜び(感動)には全てを向上させ、好循環させるパワーがあると考えてください。経営者から新人社員まで、あなた自身の内面に、サービスを提供したい気持ち=お客様を思う気持ちが、強く存在をしているでしょうか?そこから、お客様や社員の喜びが生まれてきます。あなたがお客様を思う気持ち、そしてお客様に感謝する思い、それがお客様やあなたの喜び(感動)となり、それが社内全体に伝わっていくと、数字(業績)は必ず伸びていきます。逆に、「社会が悪い、業界が低迷している、社員に能力がない、会社の施設や商品が悪い・・・」といった不平不満、愚痴・文句が連発される会社ほど、数字(業績)はなかなか伸びません。

どうすれば数字(業績)を伸ばせるのか?ヒントはありましたか?次の章では、さらに詳しく「数字が伸びる企業・スタッフの特徴」について考えていきたいと思っています。

数字が伸びる企業・スタッフの特徴

ピンチの時も積極的に創意工夫すれば、業績が伸びていく! ?

この章では「数字が伸びる企業やスタッフの特徴」について考えていきましょう。

伸びている会社にはこんな特徴がある

あなたは「いろいろと努力しているのに、なぜ数字が伸びないんだろう?」という気持ちになったことはありますか?あるいは、がんばっているのに、成績が上がらない同僚の人はいませんか?数字が伸びない、成績が上がらないという結果には、必ず原因があるはずです。

その点については、前章で述べたように「お客様に喜ばれているか」が大事でしたが、ここでは数字が伸びている会社、業績のよいスタッフから学んでみましょう。成長している会社、成績のよいスタッフの特徴や行動を分析すれば、なんらかのヒントが見つかります。

弊社アンリミのカウンセラー達は毎日、さまざまな会社を訪問し、その職場の雰囲気を肌で感じています。その経験から、以前は低迷していたけれど、いま伸びている会社の特徴を三点に集約してみましょう。

《数字が伸びる会社の特徴》

①明るい

一人ひとりのスタッフの役割が明確で、自分のやるべきことを自覚している。目標がはっきりしているので、明るい雰囲気になる。数字が良いから明るいのではなく、明るいから数字が伸びてきたというのが私たちの実感です。

②元気

スタッフ同士の仲がよく、お互いに声をかけて励まし合っている。ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)が仕事を進めるうえでの基本になっており、円滑なコミュニケーションがとれている。

③さわやか

現場で働くスタッフ達の意見が、上司やトップに反映されているので、不平不満が少ない。だから職場にはスッキリとした雰囲気がある。

行動や仕事にとって「目的・目標」が大切

どうでしょうか?先の三点をチエックすると、このなかでも「①明るい」の基本は、各スタッフの役割や目標が明確になっていることがポイントです。実際にあったこんな話があります。人間というものは、無目的な行動の連続を要求されると、人格的におかしくなってしまうということの逸話です。

午前中にレンガを積ませて、午後はそれをくずして元通りにする・・・・・・、この繰り返しを連日、同じ人にやらせると、人間というのはおかしくなってしまうというもの。目的のない行動を強いられると、私達は人間的な価値を否定されたと感じてしまうのです。

たしかに、目的や目標がはっきりしない仕事に対して、私達は意欲を持てません。目標のない航海を「漂流」、目標のない行動や動きを「迷走」と呼ぶように、仕事面において目的、目標はとても大切です。

『いつまでに・何を・どうすればゴールに達するのか?』『その価値はどうなのか?』こうしたことが分かり、納得しないと、私達はヤル気が起こらず、エンジンが動き出さないのです。

逆に、数字が伸びている会社、士気が上がっている職場は、会社と個人の目的・目標が明確なのだとも言えるかと思います。つぎに、業績のよいスタッフを観察してみましょう。彼らは、なぜ業績がよいのだろう?どんな心構えで仕事をしているのでしょうか?

業績のよいところのスタッフはいつも積極的

ここでも、その特徴を三点に集約してみました。

《業績のよいスタッフの特徴》

①積極的

ものごとや仕事に対し、常に前向きな態度で接している。

②創意工夫

分からないことはすぐに調べ、とても勉強熱心。指示されたことを単に繰り返すだけではなく、自分なりに創意工夫をしている。

③配慮

周囲の人への心くばりがあり、機転がきく。だから社内外の人から好感をもたれやすい。

以上の三点は、業績のよい全ての人に当てはまるわけではありません。しかし、こうした特徴を身につければ、業績のよいスタッフに近づけると思います。ここでは「①積極的」について、考えてみましょう。

業績を伸ばすには、仕事に対して積極的に取り組む姿勢が大切です。それは当然なのですが、もしも困難な状況にぶつかった時も、あなたは積極的に対応できるでしょうか?ピンチになった時、その場から逃げたいもう止めたい、そんな気持ちが湧いてきませんか?じつは、こうしたピンチの時こそ、成長できるチャンスなのです。どうすればクリアできるのか、それを真剣に探ってください。

例えば、ゴルフでいえば、ミスショットをして、バンカーに入れてしまった状況から、「いかにリカバリーショットを放つか」それが問われます。ピンチでも積極的にチャレンジする時、自己成長の道が開かれ、業績のよいスタッフへ近づけるのです。

すでにお分かりのように、「いかにリカバリーショットを放つか」とは、「②創意工夫」につながります。人にいわれたから行動する受け身の姿勢ではなく、自ら突き進んで行こうとする積極的な気持ちが、業績を伸ばす原因になるからです。

数字を伸ばすための発想・考え方とは?

次に「数字を伸ばす発想・考え方」について述べようと思います。

仕事に対する考え方は目には見えない

「教えられた通りに営業しても、数字が伸びない!」

「残業して頑張っているのに、業績が上がらない!」と悩んでいませんか?

苦しい状況が続き、これからも明るい材料が見えないなかで、つい「不況だからしょうがないと諦めたり、「いくら自分が苦労してもムダだ」と嘆いてしまう人がいるかもしれません。

「時代や状況が悪い」と理由づけしたところで、事態は変わりません。それに、どんなに経済的に厳しい業界でも、数字を伸ばしている企業や、商品は変わらなくても業績トップのスタッフはいるものです。それでは、どうすれば数字を伸ばせるのか?そのヒントとして、前の章では、お客様の満足を大切にし、お客様やあなた自身の喜び(感動)を再確認しましょうと提案し、伸びている企業や業績のよいスタッフを観察しその特徴を学びました。

この章からは「仕事に対すあなた自身の発想、考え方」に焦点を当ててみたいと思います。まず、私達は目に見えるものに影響を受けやすく、目には見えないものに注目しない傾向があります。誰の目にも見えるのは意見しやすいし、検討できるのですが、目に見えないと忘れがちになってしまいます。ここでいう目に見えるものと見えないものとは何か?仕事を進める時、目に見えるものとは、営業の方法や販売システム等です。例えば、営業・販売の数字が伸びないと、営業トークをアレンジしようとか、販売チームの編成を変えるなど、目に見える方法やシステムのことを重視しがちです。

一方、目には見えないものとは、営業や販売に対する発想や考え方です。実はこちらのほうがむしろ大切な面があるのですが、なかなか理解するのは難しいです。営業・販売の数字が伸びない時、あなたの仕事に対する発想、考え方を変えることによって、数字が上がるヒントになればと思います。

業績を伸ばせる自分に変化=成長させよう

私達が仕事をする時、目には見えない、つまり自分でも気づいていない考え方で行動しています。それをチェックしてみてください。あなたが業績を伸ばしたいのなら、自分をよい方向へ変えていく努力が必要です。その変化に周囲の人(上司や部下、お客様や取引先など)が気づき、あなたへの対応が変わるはずです。誰もが、よい方向へ変化=成長できる可能性があり、こうし自己変革にチャレンジしてほしいと思います。

例えば、次のような自分に変革してみてはいかがでしょうか。

①周りの人を激励できる

あなたは出会った相手や周囲の人を優先していますか?相手を優先し、相手の側に立つ考え方に自分を変革することが大きな違いとなっていきます。相手の可能性を最大限に伸ばし、激励できるような自分を目指しましょう。

②難しくつらいほうを選ぶ

仕事や問題に取り組む時、簡単なほうを選ぶのではなく、難しく大変なほうを選ぶ自分に変革しましょう。自らの限界を破る方法として、今以上のハードルを設定し、常にワンランク上の目標へと進む考え方を確立しましょう。自分を律する心を持てる自己へと成長するべき時はいまです。

③何でも自ら進んで実行する

激変する時代に対応するには、積極的に学び続ける必要があります。尻込みするタイプではなく、果敢に挑戦するタイプの人間に変革しましょう。何事も自ら進んで実行するという考え方を確立しましょう。

以上のように「相手や周囲の人を激励できる」自分、「難しく大変なほうを選ぶ」自分、「何でも自ら進んで実行する」自分に自己変革できれば、業績を伸ばせる可能性は格段に増えるでしょう。

 

難しい時代状況こそ自己変革のチャンス

先のコロナ禍に代表されるような「百年に一度」といわれる大不況のなかにあって、危機的な状況を果たしてチャンスと捉えることができるでしょうか?もしそのような状況下に置かれたら「それは無理だ」という前に「いまが最高のチャンス」だと考え方を変える努力をしてみる。この危機の時こそ「変わるチャンス」なのかもしれません。

次に、不況の時代に業績を伸ばした人の特徴をピックアップしてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

常にプラス思考

前向きなプラス思考という姿勢が重要です。いまだけに目を向けるのではなく、今後(未来)必ず業績を伸ばせると心の底から信じ、最後までやり抜くという強い決意と確信を持っています。

②向上心を失わない

自分で分からないことは必ず聞く、また指導を受けたいという気持ちが強く、自分の見栄や立場に縛られません。素直になって先輩や上司に聞けないのは、あなたにとって大きなマイナスです。どんな時でも向上心を失わない精神力を養いましょう。

③失敗を恐れない

取り組んでいる仕事に対し、真正面から挑戦する気力を持ちましょう。よそ見をせず、現状に安住せず、失敗を恐れない。しかも、高い目標いとに挑み続ける気持ちが、とても重要です。

ここでも、「常にプラス思考」自分、「向上心を失わない」自分、「失敗を恐れない」自分に変革することができれば、きっとあなたは業績を伸ばせるはずです。自己変革(Change)は、困難な時こそChanceです。誰でもChallengeできるのでです。この三つの”C”を忘れずに、実行に移してみましょう。

まとめ

今回は、「売上げが上がらない・数字が上がらないのは何故なのか?」とのテーマでお伝えしてきました。競争とは競合する会社やライバルとの戦いのように思いがちです。一面的にはそうとも言えますが、根本的、本質的には自分自身との戦いだと、今回のお話しの中では感じていただけたかと思います。自らの可能性を最大限に発揮して、難しい中にあっても負けずに挑戦していってほしいと願っております。最後に、弊社カウンセリングテキストの一節をご紹介したいと思います。

「数字が思うように動きません・・・」との質問に対し、

我々の数字は「感動」や「喜び」によって、あるいは「満足」というものによって動かすのです。数字が動かないということは、本質的には、満足や喜びや感動がないということです。実際、現場では色々な改善などもしていると思いますが、大事なことは商品や営業の中に、リーダーの一念と気迫とが打込まれているか否かなのです。申し上げたいことは、数字とは人間のことなのです。数字というものは、人間が作るのです。人間の感動と喜びによって作るのです。(書籍「可能性の扉を開く」より)

2024-04-23T12:18:55+09:002024-03-26|

備えあれ

戻り梅雨からの猛暑・酷暑

そして、北日本から東北、信越地方を襲っている 災害級の大雨

打ち続く異常気象に只々皆様の無事故を祈る思いです

 

ご承知のこととは言え敢えて申せば

「備えあれば患いなし」です

油断してはならない! まして、侮ってはならない!

 

雨・風・川の増水・山などの土砂災害

また、陸・海・空の移動等々

時間にはゆとりを持ち、早め早めの行動

最悪を想定し、最善の計画で動こう

こればかりは「し過ぎ」は無いと思う

 

極めて正確な予報という「情報」を得ている訳ですから

その情報を、どう活かし役立てるかは私たち次第

それが、直接的でなくとも・・・・・

全てが繋がり作られている現代にあって

一つとして無関係ではいられません

 

「先々の用心と言い健気と言い」

どなた様も「備えあれ」と申し上げたい

2022-08-04T19:01:09+09:002022-08-04|

季 節

『春夏秋冬』四季がハッキリしているはずが・・・

今月に入ってからは『夏』から『梅雨』に逆戻りしたかのようだ

まさに「戻り梅雨」・・・照り付ける太陽が恋しくなる

 

まったく・・・

空梅雨かと思えば、豪雨による災害が全国各地で発生し

猛暑の夏かと思えば、記録的な大雨とくれば

どこか歯車が狂ってしまったのかと思わずにはいられない!

 

地球温暖化が叫ばれて久しいが、予測不能な気候変動が気にかかる

自然の摂理すら混乱しているのか???

はたまた予測できない事こそ真実か???

 

ここに皆様の「健康」と「無事故」を心より祈る

2022-07-19T17:00:14+09:002022-07-19|

臆病の心

何かことが起こり(自分にとって不都合なこと)、
事態が混乱するような時に(想定外の出来事)、
揺れ動く心の一断面には、確かにこの「臆病の心」がある!

その臆病な心と対決することなく、その心に振り回されれば、
自己満足という欲望に縛られ
より多くの疑いを起こし
終には、自ら堕落・転落の軌跡をたどってしまう!
そして、惨めな姿となるのが、世の常である!

一方、逆境・苦境に陥ったとしても、
臆病心を”信念の哲学”で乗り越えてゆく中で、
その心は、より強固に鍛えられてゆく!

最終的には、「信じる心」「一念心」が問われている!?
それは、人生の分岐点ともなる。

2022-06-02T19:28:44+09:002022-06-02|

アンリミ哲学の視点

視点・・・つまり、どこを見ているのか?

 

時間論で言えば、過去を視点とした今なのか

あるいは、未来を視点に見ている現在なのか

要するに、視点の違いによって”今現在の捉え方”が変わってしまう

 

また、厳しい現状を視点とした将来なのか

はたまた、夢と希望に満ち溢れた未来を視点とした現状なのか

視点の違いで”現状の意味合い”が変わってしまう

この違いは大きい!

 

「未来は誰にも分からないであろう」

だが、その未来は、譬えるならば真っ白なキャンバスであり

そこは、どんな絵を描こうが自由自在な空間でもある

 

「未来は現在の延長線のことではない」

ならば、未来から逆算することも可能であろう

つまり、受動的に未来へ向かうのか、主体的に未来を創造するのか

この違いは大きい!

 

まさしく「決定的な違いを生む視点」となるのではないか

 

世界中どこで何が起きるかわからない

まったく予期せぬ事態もあれば、期待とは裏腹なこと、想定外のこと

一瞬にして、一日にして環境が一変することを

私たちは身に染みて知っている

 

アンリミの視点は、常に「未来」と云う「価値を創造」すること

今日から明日へ、「有限の時間」を「価値」あるものにする

現在から未来へ、「未知の可能性」を「創造」する

 

所詮は、価値創造の人生を生き抜くことではないか

 

2022-05-27T15:58:30+09:002022-05-27|

人生

哲学者の三木清氏(1897〜1945)の人生論ノートの中から

(直近で興味深く読ませていただいている一書である)

嫉妬について
もし私に人間の性の善であることを疑はせるものがあるとしたら、それは人間の心における嫉妬の存在である。嫉妬こそベーコンがいつたやうに惡魔に最もふさはしい屬性である。なぜなら嫉妬は狡猾に、闇の中で、善いものを害することに向つて働くのが一般であるから。

 どのやうな情念でも、天眞爛漫に現はれる場合、つねに或る美しさをもつてゐる。しかるに嫉妬には天眞爛漫といふことがない。愛と嫉妬とは、種々の點で似たところがあるが、先づこの一點で全く違つてゐる。即ち愛は純粹であり得るに反して、嫉妬はつねに陰險である。それは子供の嫉妬においてすらさうである

嫉妬・・・ジェラシー

実感的に言えば、実に厄介で面倒くさい!中でも”男のジェラシー”は始末にならない

確かに、”陰険”であり、時として滑稽にすら思えるのも確かである!

『善いものを害することに向かって働くのが一般的である』・・・まったく言い当てている

嫉妬は自分よりも高い地位にある者、自分よりも幸福な状態にある者に對して起る。だがその差異が絶對的でなく、自分も彼のやうになり得ると考へられることが必要である。全く異質的でなく、共通なものがなければならぬ。しかも嫉妬は、嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、むしろ彼を自分の位置に低めようとするのが普通である。

嫉妬・・・ジェラシー

単に羨むのではなくライバル心でもない、人を陥れようとする

人を害することを喜び、しかも陰湿で用意周到であるからたちが悪い!

『彼を自分の位置に低めようとするのが普通である』・・・まったく身に覚えがある

自信がないことから嫉妬が起るといふのは正しい。尤も何等の自信もなければ嫉妬の起りやうもないわけであるが。しかし嫉妬はその對象において自己が嫉妬してゐる當の點を避けて他の點に觸れるのがつねである。嫉妬は詐術的である。

嫉妬・・・ジェラシー

自分に都合に云い「嘘・うそ」を何のためらいもなくつくものだ

そして、自身の無さからか虚勢を張りる様は、まるで負け犬の遠吠えのように見える!

『嫉妬は詐術的である』・・・まったくその通りであろう

 

卑しく、濁った心は、他人の正しさを認めたくない

常に自分が正しく、自分が優れていることを吹聴する

また、人の幸福を喜ばず、人の不幸を喜ぶ

 

そこで・・・

「反面教師」という四字熟語を思いだす

「人の振り見て我が振り正せ」とのことわざが思い起こされる

さらに謙虚に言えば・・・

「我以外皆我師」

これは作家:吉川英治氏の言葉である

 

何歳になっても心だけは、新鮮な清々しさだけは保ち続けたいものだ

何歳になっても基本の姿勢だけは、謙虚であり続けたいものだ

2022-05-17T08:42:35+09:002022-05-17|

「時の持つ力」は絶大である

ゆえに

時をつくり

時を待つ

 

安住の中からは何も生まれない

それどころか

いつしか攻める心を忘れ

守りに入ってしまう

 

気落ちしたり 気分が滅入るような出来事が山積している

全てはリーダーの考え(哲学)ゆえか

 

私たち自身を振り返ってみても

生活の中で 気分が沈んでしまうような出来事は枚挙に暇がない

コロナ、燃料、原材料費高騰・・・

だが・・・

そのことが百年後にいったいどれほどの意味があろうか?

 

今という時の大切さを今一度確認したい

 

時の力

時とは流れ

時を知り

時を選ぶ

2022-05-10T09:17:46+09:002022-05-10|

根本の認識

昨日は寒かったが、今日は少し暖かい

昨日は曇天だったが、今日は素晴らしい快晴となった

昨日は体も重く憂鬱だったが、今日は気分も爽やかだ

 

「すべては変化する」 これが『根本の認識』である

または、人生の厳粛な真実か?

 

過ぎ去った昔を振り返って見ればわかる

その長短はあっても、人生は変化に次ぐ変化である

肉体的、精神的に変化していく 環境も変わる

 

家族も・・・子供は成長し結婚、孫ができ家族も増える

社会も・・・バブルの好景気があったかと思えば、バブル崩壊後のデフレ経済も

働き方も・・男女雇用機会均等や長時間労働が問題となり、コロナ禍にはリモートワークの推進、

ワークライフバランスと

何もかも変化する

時をとどめられるものは何ひとつない

 

この変動してやまない多様な『事実』の背景には

きわめて素朴にして平明な真理が動かすべからざるものとして横たわっている

 

そうした無限の変化に、的確で価値的に対処するには何が必要なのか???

今一度真剣に考えてみたい!考えなければならない!

2022-04-21T15:52:19+09:002022-04-21|

激 励

自らが自らを励ましながら確かな一歩前進を!

 

恩師のメッセージはもちろんであるが

その他にも自己自身を鼓舞するメッセージメモを持ち歩いている

その中から、インド独立の父:マハトマ・ガンジーのメッセージを紹介したい

 

苦悩に打ち拉がれそうな時は・・・

 

喜びとは 勝利それ自体にではなく

途中の戦い、努力、苦闘の中にある

 

悲嘆の中に挫折しそうな時は・・・

 

多くの犠牲と苦労を経験しなければ

成功とは何かを決して知ることはできない

 

迷いに迷った時は・・・

 

あなたの夢は何か

あなたが目的とするものは何か

それさえしっかり持っているならば

必ずや道は開かれるだろう

 

これらは、ほんの一部である

だが、時にそれすら見えなくなってしまうこともある

受け止められる余裕がない!

受け入れられる生命力がない!

 

それでも何でも決して手放さない

握り締めて離さない

抱きしめて離れない

 

そして気が付かせてくれる場面がある

自分よりも苦悩の中にいる他人(ひと)を本気で励ます

それは同時に自分自身を励ましている!!!

激励とはそういうものなのか!?と

 

2022-04-20T11:11:21+09:002022-04-20|
Go to Top